「コンクリートの施工の良否が材料劣化に及ぼす影響に関する調査研究委員会」活動報告会 オンデマンド配信
日本コンクリート工学会東北支部「コンクリートの施工の良否が材料劣化に及ぼす影響に関する調査研究委員会」(活動期間2020年4月~2022年3月,委員長 日本大学 子田康弘)における3年間に渡る調査研究の成果を,委員会報告書としてまとめました.
この報告書は,コンクリート構造物の著しい材料劣化は,施工由来の場合があるという考えに基づき,そもそも施工の良否が材料劣化に及ぼす影響について評価し,この着眼点によって施工が良い箇所と悪い箇所では何が違うのかを施工状況の推定や点検調書の精査とともに考察したものです.加えて,施工の不具合がコンクリート構造物の安全性にどのように影響するかを実例をモデル化した有限要素解析によって評価する試みも併せて行いました.
報告会は,委員会成果をできるだけ多くの方に知って頂けるようオンデマンド形式としました.東北地方のコンクリート構造物の劣化の実状を御理解頂き,丁寧な施工の重要性を再認識頂ける一助になれば幸いです.
報告会の内容
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開催日時:2023年10月1日(日)~2024年3月31日(金)
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開催方式:オンデマンド配信のみ
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プログラム:
1. はじめに 子田 康弘 (日本大学)【動画 00:00】
2. 構造物別にみる施工に起因する不具合による材料劣化
2.1 概説 音道 薫(上北建設)【動画 13:27】
2.2 施工に起因する不具合 音道 薫(上北建設)【動画 16:03】
2.3 東北地方におけるコンクリート構造物の耐久性に影響を及ぼす主な劣化
2.3.1 凍結防止剤由来の塩害 飯土井 剛 (復建技術コンサルタント)【動画 29:46】
2.3.2 ASR 佐藤 和徳(日本大学)【動画 42:11】
2.3.3 凍害 小山田 哲也 (岩手大学)【動画 55:43】
2.4 施工の影響を大きく受けるコンクリート部材
2.4.1 RC 床版 佐藤 和徳(日本大学)【動画 1:15:01】
2.4.2 トンネル覆工 三井 功如(西松建設)【動画 1:45:37】
2.5 施工の影響による不具合の事例
2.5.1 PC上部構造 飯土井 剛(復建技術コンサルタント)【動画 1:48:11】
2.5.2 橋梁下部構造(橋台および橋脚) 音道 薫(上北建設)【動画 2:01:56】
2.5.3 RC床版 飯土井 剛(復建技術コンサルタント)【動画 2:21:24】
2.5.4 トンネル覆工 三井 功如(西松建設)【動画 2:30:12】
2.6 まとめ 飯土井 剛(復建技術コンサルタント)【動画 2:52:11】
3 施工による不具合がコンクリート構造物の安全性に及ぼす影響に関する解析的検討
3.1 概説 堀川 真之(日本大学)【動画 2:55:26】
3.2 共通解析 堀川 真之(日本大学)【動画 2:58:57】
3.3 施工による不具合と構造性能
3.3.1 K橋における温度応力解析に基づくひび割れ発生位置の評価 石川 雅美(東北学院大学)【動画 3:12:00】
3.3.2 A橋における初期欠陥が常時ならびに地震時挙動に及ぼす影響 堀川 真之(日本大学)【動画 3:20:40】
3.3.3 C橋とB橋における初期欠陥が曲げ耐荷性状に及ぼす影響 上原子 晶久(弘前大学)【動画 3:33:45】
4 おわりに 子田 康弘 (日本大学)【動画 3:46:00】
4. 参加費:無料
配信資料として、委員会報告書(199ページ,PDF形式)のダウンロードが可能です(無料)
5.そ の 他:
CPD認定については、オンデマンド配信での認定が難しいため、一律にお渡しすることは出来ません。
建設系CPDプログラムの申請・受講証明については事務局にお問合せ下さい。
CPDSにつきましては、2022年度のガイドラインより当支部でオンラインセミナーの条件を満たすことが
非常に困難であるため、受講証明をお出しすることができません。申し訳ありません。
参加方法
期間内であればどなたでも視聴が可能です。(申し込みは不要です)
オンデマンド配信テキストおよび動画配信について
1.「コンクリートの施工の良否が材料劣化に及ぼす影響に関する調査研究委員会」報告書
報告書PDF(199ページ) → ダウンロードはこちら(PDF形式、19.4MB)
なお製本済みテキストは作成しておりません。
2.オンデマンド配信について
以下のURLよりご参加下さい。(ZOOMによる動画共有を利用しております)
※(1/23より視聴できない状態となっておりましたが、復旧いたしました)